Macストレージの「フォーマット形式」と「パーティションマップ(方式)」の種類や組み合わせを一覧表を使って解説していきます。
Macのストレージ設定なんて、普段使うことないから理解しておかなくても大丈夫と思っていたらとても危険です。
データに直接影響する場所なので、きちんと仕組みを理解した上で、ディスクユーティリティアプリなどは操作してください。
場合によっては大切なデータをなくしてしまう危険性もあるので、この際、しっかりと勉強しておきましょう!

Macストレージのフォーマット形式とは?
2017年頃までのMacストレージのフォーマット形式は「Mac OS拡張」が主流でしたが、現在は「APFS(Apple File System)」が主流になっています。
これから発売されるMacでは、よりセキュリティの高いAPFSが使われていきます。
2019年現在のMacストレージの種類
- APFS
- Mac OS拡張
- exFAT
- MS-DOS(FAT)
これからはAPFSが主流になるとは言え、まだまだ「MacOS拡張ジャーナリング」にのみ対応したOSや、「exFAT」や「MS-DOS(FAT)」でWindowsと一緒に使いたいという方もいると思います。
それぞれの特徴を一覧表でまとめています。
形式 | 対応OS | 特徴 | ||
Mac OS High Sierra | Mac OS Sierraまで | Windows | ||
APFS | ○ | × | × |
|
Mac OS拡張 | ○ | ○ | × |
|
exFAT | ○ | ○ | ○ |
|
MS-DOS(FAT) | ○ | ○ | ○ |
|
4つのフォーマットそれぞれに違った特徴があり、自分の環境に合わせて選ぶ必要があります。
何のカスタムなしに買ったまま使用する方には大丈夫ですが、外付けSSD/HDD・Boot Camp・初期化・OS再インストールなどをする方はフォーマットを間違うと危険です。
では更に詳しく「APFS」「Mac OS拡張(ジャーナリング)」のカッコ書きで「暗号化」「大文字/小文字を区別」と書かれている部分を解説していきます。
形式 |
特徴 |
暗号化 |
|
大文字/小文字を区別 |
|
結論から言うと、普通にMacを使うなら「暗号化」も「大文字/小文字を区別」も使わない方が無難です。
一度フォーマットを決めてしまうと、変更するには初期化が必要になるので、外付けSSD/HDDで試してみると良いと思います。

Macストレージのパーティションマップ(方式)とは?
これからMacを使う方は、基本的に「GUID パーティションマップ」を選んでおけば問題はありません。
ストレージの操作をする際には、勝手にパーティションマップ(方式)が変更されてないか確認する程度で大丈夫です。
パーティションマップ(方式) | 特徴 |
GUIDパーティション |
|
マスター・ブート・レコード |
|
Appleパーティションマップ |
|
こちらも結論から言うと、普通にMacを使うなら「GUIDパーティション」一択です。
「GUIDパーティション」は4種類全てのフォーマットに対応しているので、わざわざ他のパーティションマップ(方式)を選ぶ必要はありません。

Macストレージまとめ
Macストレージのフォーマット形式とパーティションマップ(方式)の種類を一覧表で解説しましたが、どうでしたか?
疑問質問などあればコメント欄からお気軽にどうぞ。
- データ系のトラブルが起きた場合
- Time Machineバックアップを設定したい場合
- 外付けHDD/SSDでデータ管理したい場合
などは、このフォーマット形式とパーティションマップ(方式)を理解していないと、とても危険です。
場合によっては大切なデータを飛ばしてしまうこともあるため、操作前にはくれぐれも注意してくださいね。